開催決定! 中国・四国ブロック大会
蒜山耕藝の高谷さんが発起人(企画主催)となって開催してくださいました。 そこに参加させていただいてきたので報告します。 パン屋タルマーリー パン職人 渡邊格氏さんの講義の前半は聞けなかったので、次回、ぜひとも機会をいただいて講演をしていただきたいなと思わされる参加者のみなさんの反応でした。 また、タルマーリー店舗にて、天然麹菌の採取現場や酒種や酵母を感じ、格氏か日々素材と触れ合う中で見えて来る素材( 米)の本質と自然栽培をやる意義についてお話がありました。自然栽培の素材によって麹がつく状態がまったく違うとのことでした! その後、蒜山耕藝の水稲、中本さんの水稲、田中さんの水稲を見学し、 津黒高原で懇親会!すばらしい方々との新たな出会いもありました。 高谷さんの田んぼはシズイが茂っている田んぼもあり、 ことし全国的に、繁茂しているオモダカやホタルイも見られました。 1日10時間の除草、詳細にわたる栽培の経緯を各生産者が話してくださいました。 そんな中、畑さんが 自然栽培をスタートして、一年草を押さえられると次にこの球根系のシズイなんかが、出てくるとおっしゃっていました。 こうした言葉は、 すごく、一年草を押さえたうえで、出てくる草で次の課題ということで 受けてにとっても、前向きになれる伝え方だなと思わされたところです。 一年草がなくなって、 株間があき、草がないところに生えてくる。 畑さんは除草対策を基本確立されており、 田んぼにはほとんど草の無い状態でしたが、 ポイントは、 ●晩生の稲をなるべく遅く植えること。 ●成苗を代掻き後すぐに田植えすること(みのる式ポット苗) ●少肥にむく、晩生の後半も分けつする品種をえらぶこと。 ●草を敵とせず、秋から春の草は土を耕すのに使い、代掻き前にカットして耕起する。耕起は浅くして、土を壊さず、種を上にあげない。 ●根を毛根を伸ばす、苗づくり、田植え、水管理を徹底する。 ひとつひとつに詳細がありますが、 こうしたことが印象的でした。 生産者と田んぼの数だけ技術はあるので、 自然規範をベースに、畑さんの実践はひとつの型としてすばらしく、 タルマーリさんによる醗酵の結果にも、あらわれていておもしろいところでした。 道法正徳ブロック長による講義もいつもに増して 熱がありました! 植物生理を生かした栽培技術の基本と事例紹介と稲作での応用について。 稲だけでなく果樹や野菜の実例に触れながら植物生理について説明し、稲という 植物本来の力を引き出すためにできることを紹介してくださいました。 光合成と呼吸について 呼吸によって蓄えられたでんぷんがエネルギーや植物ホルモンとなり、植物の生育をうながすこと。 光はすでに十分あるので、温度や水が重要であることを データをベースに、みかんの開花する積算温度が650度であること。 温度と雨がみかんの糖度に影響していること。 植物は刺激にあたるとエチレンを生成して身を守り、もう細根をはること。 などなど、 初めて聞く方にとっては目からうろこのはなしが、いっきに語られました。 稲にもエチレンを活性化するのに、徹底したかけ流しを実践されておりました。 ひとつひとつの技術に目を向けず、 なぜそうするのか、なぜそうなるのかを それぞれ考え、 自分の田んぼでは、どうするのがいいのか。 考え整理し、実践するいい機会になったのではと思いました。 すばらしい方々との新しい出会いもあり、 企画いただいた高谷さんはじめ蒜山の桑原さん、絵里香さん、講師の道法さん、畑さん、水田を見学させていただいた中本さん、田中さん、すべての参加者の方々にに感謝いたします。 |
自然栽培全国普及会FACEBOOK